

"児童ポルノ法改正をめぐるバカ発言に仰天"

6.26日の審議でのアグネスの発言について。
「児童ポルノの30%は3歳以下」
これはIWF(イギリスのネット監視組織)のデータ。
しかし、IWFは昨年、バンド「スコーピオンズ」が76年にリリースしたアルバムのジャケットが児童ポルノだとして、wikiへの国内のアクセスを制限し国内外から批判された。
国会審議の参考に供される発言の根拠としては、偏りがあると書いてありました。
「国民の90%が賛成」
やはりこれは「9割アンケ」を根拠とした発言だった。
調査方法に問題がある、調査会社も過去不正な調査を行い信用性に欠けると書いてありました。
説明不足感は否めないとも書かれていましたよ。
気になったのは。
「当時、水着撮影には大変に抵抗があり、撮影現場から逃げ出した事が度々ありました」。
というアグネスのコメント。
「水着グラビアも児童ポルノだ」と言ったのは、過去に自分(アグネス)がアイドルだった頃の経験からのようだ。
まあ、当時の自分は辛かったから、今の低年齢のアイドル達も辛いにきまってる。
だから、そんな物見てる奴もとっ捕まえてくれ。
ってことのようです。
ハッキリ言ってムチャクチャですよね?。
感情論にも程がある。
やはり「自分の気に入らない表現を取り締まる法律」位にしか思ってないようだ。
あと、自民党女性局が「性暴力ゲームの規制」をマニフェストに提言したことも書かれていた。
現実にいる被害児童、表現の自由への介入など多くの問題があり、感情論に流されない中立公平な議論を進めてほしいと締め括ってました。
↓つづき。




反対派の主張として。
山了吉 日本雑誌協会小学館取締役
「所持禁止ならば児童ポルノの定義を明確に」。
「単純所持禁止への危機意識を感じない新聞やテレビは、警察や司法の代弁者か!」。
「このところの新聞やテレビは警察や司法と協調的傾向が強くなりつつあるが、児童ポルノ法改正に対しては、是非とも報道機関の気概を見せてほしい」。
西村ちなみ 民主党衆議院議員
「棚上げ状態の可視化法案の審議も同時に!」。
「現行法は子どもの人権を守るためには極めて不十分なまま!」。
自白が強要されないようにするため(取調べの)可視化が必要。
それが実現しなければ「所持禁止」には応じられない。
と西村議員のコメント。
衆議院選、生き残ってほしいですよね。
森永卓郎氏
「流通を禁じれば、児童の人権保護の大部分は達成されるので、民主党案のように売買や大量取得を禁じるべき」。
「覚醒剤や拳銃の単純所持を禁ずるのとは性質が違うと思います」。
極めて真っ当なご意見ですね。
森永氏は三次元は(定義を明確にすれば)やむを得ないとしながら。
二次元規制は問題がある。
憲法が保障する財産権の侵害にも当たると思うとも言っていました。

推進派の主張として、あの葉梨大先生の発言も載ってました。
「私も冤罪なんてあっちゃならないと思いますからね」。
と言いながらも。
「自白を強要するような捜査官はいないと私は信じています」
「(芸術か否かは)関係ないです」
と6.26の審議の時の発言とあまり変わっていません。
気になったのは2つ。
「所持が禁止されたら政府が児童ポルノかどうかを調べるサービスを行う」。
↑と言ってたんですが。
どんな、マイナーな表現物に関しても調べてくれるのだろうか?。
というかそんな事が現実に可能なのか?。
もの凄い手間と人員がいると思うんだが・・・。
「民主党が捜査機関に不信感を持ってるのは西松事件のせい」
↑アレ?、国策捜査だと認めた?w。
そういえば、SPAは過去にも児ポ法を疑問視する記事を載せてました。
扶桑社は産経系列の会社なんですが・・・。
まあ、別の会社ですからスタンスが違うのも当然か?。
「今週のSPA!」
よければ、扶桑社に「偏向してないイイ記事でした」と感想でも。
qspa@fusosha.co.jp
次は少しだけ前の雑誌。
新古書店なら立ち読みできるかも?。
サピオ 7.8号



犯罪「急増」「凶暴化」「低年齢化」はマスコミの嘘、日本は今も世界に誇れる「安全な国」だ。
龍谷大学法科大学院教授・浜井浩一
「犯罪白書」や警視庁の統計を載せてました。
治安悪化が叫ばれるのはマスコミの一時的な事件を恒常化させる「劇場型報道」に原因の1つがある。
となかなか、いい見解ですよね。
久しぶりによかったと思う雑誌を2つ紹介しました。
宜しければ読んでみてください。




